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シンガポール生活あれこれ


by mapleleaf1217
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コッペリア

スイス、ジュネーヴのバレエシアターが公演した
ちょっと不思議で、ファンタスティックな「コッペリア」を
見に行きました。
場所は、エスプラネード・シアター。
コッペリア_e0121993_956457.jpg

コッペリア_e0121993_9511935.jpg
日本では「芸術の秋」と言いますが、
シンガポールでもこの時期は、常夏ですが秋の雰囲気。
ダンスフェスティバルをはじめ、アートフェスティバルなど、
芸術の秋を堪能できる催しが沢山あります。
この「コッペリア」は、ダンスフェスティバルの一環として催された公演です。
ちょっと奮発して、高い席を確保したので、
前から8列目で、眼の悪い私でもばっちり鑑賞できました。

開演前に、フリースペースで行われていた
インド舞踊を見ました。
明るく、楽しい雰囲気の音楽にあわせて、女性たちが踊っていました。
コッペリア_e0121993_1003275.jpg

さて、「コッペリア」
このパンフレットに心惹かれたのですが、
映像とダンスパフォーマンスが一体化した、見たことないような演出で、
娘もじっと見ていました。
1972年生まれの若い演出家の演出のようです。
衣装も斬新。

設定は現代というか、近未来というか、
空想の世界のようにも思えました。
物語りも、
婚約者がいながら、コッペリアに心奪われる青年スワニルダの
恋の行方を中心に展開していました。
人形の「コッペリア」は赤毛。
スワニルダとコッペリウス博士の間で
自分の感情をコントロールできなくなったコッペリアは、
最後、真っ赤な蝶々に姿を変えて、空に消えてしまいます。
(これは、映像で表現していました。。)

「コッペリア」は「ラ・シルフィード」「ジゼル」に続く
ロマンティック・バレエの代表作です。
実は、今回初めて観たのですが、古典的な演出の作品も
観て見たくなりました。
誰もが一度は耳にしたことがある
お馴染みの曲が流れて、滑稽で楽しい舞台が展開されるようです。
原作は「くるみ割り」と同じ、幻想小説を書いたホフマン。
ピグマリオンコンプレックスを描いていますが、
私も、人形好きなので博士の気持ちが分かるような。。。

コッペリアには、もとから「エナメルの眼をもつ娘」という副題が付いています。
なので、パンフレットにも載っている
大きな目玉が登場して踊っていました!!

公演終了後、拍手が鳴り止まなかったのですが、
本当に見たこともない、奇想天外な舞台で面白かったです。

*お知らせ*
やっと、カンボジア旅行の記事をUPしました!
時間が経つと忘れてしまうものですね。。。
カテゴリーの「カンボジア」でご覧いただけます!!
by mapleleaf1217 | 2008-10-11 10:04 | イベント