シンガポール生活あれこれ


by mapleleaf1217
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カテゴリ:スーベニール( 18 )

ウェジウッドが経営破たんとなり
シンガポールからは撤退することとなりました。

以前高島屋のお店をお友達とひやかしている時に
「〇さん、やっぱり帰国の時には
これを買って帰るんでしょ?」と言われて
見てみると、ジャスパーの「マーライオン」柄でした。
その時は
「ジャスパーだったら、こちらの茶色の
カップ&ソーサーの方がいいかも」と答えたかと思います。

それから暫くして
娘の絵画教室の空き時間に
てくてくと歩いてチャイナタウンまで行く途中
骨董市のようなものに出くわしました。
そこで、ジャスパーの小皿が3枚
無造作に並べられていたので、足を止めました。
中に一枚「マーライオン」柄。
値段を尋ねると
「32㌦だけど、30㌦でいいわ。
3つで90㌦でどう?」と聞かれました。
ちょっと考えて
「このカンパニーはクローズしてしまって
今、デパートでもセールしているの
28㌦は?」と言うと、首を横に振られてしまいました。
「カンパニーがクローズなら貴重なんじゃない?」と言われて
(ありゃ、余計な事を言ってしまった・・と後悔)
「でも、カンパニーは他のカンパニーが買い取って
会社自体はなくならないの」と言って
お店を離れました。

一周しながら、あれこれ考えました。。。
30㌦は、安いのかそうでもないのか・・・。
実は実際の値段を知らなかったので、
迷ってしまったのです。
それでも、この値段はお得だろう、と結論付けて
もう一度お店に戻り
「30㌦ね♪」と購入。

「箱入りなのよ!」と言っていた箱は
だいぶ草臥れていました。
1997年製のもののようです。
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この日は他にもちょっと面白いものを見つけました。
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アカクロサガの実でしょうか。
ボタニック・ガーデンにこの木の古木があって
時々実をつけるようなのですが、
結局実物を見ることは出来ませんでした。。。

サガの実を一回り大きくした感じで
3分の1が黒くなっています。

ところで、ウェジウッドのジャスパーの
シンガポールオリジナル柄には、「マーライオン」の他に
もう一つ、「ラッフルズホテル」柄というのがあります。
こちらは、ラッフルズのショップでのみ購入が可能です。
特注で、結構な数のストックを抱えているかと思うので
暫く購入することは可能だと思われます。
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by mapleleaf1217 | 2009-03-07 01:42 | スーベニール
確か・・・。
昨年の8月頃から始めた、ビーズ刺繍。
滞っている時期が長くて、やっと重い腰を上げたのですが、
どうにもこうにも進まない状態です。。。
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後ろ側。

赤い糸が見えますが、青いビーズは白糸で刺したものと
赤糸を使って刺したものとがあります。
糸の色を変える事で、ビーズの色合いも変ってきます。
ビーズは高価なものなので、こういう工夫をして、
色の変化を楽しむようです。。。
そして、ビーズにはギザギザの部分と丸い部分があって
ギザギザの方を上に持ってくるようにしてください、と言われました。。
仕上がった時に、光が反射して、キラキラと光る為です。。。
1ミリ程のビーズを回転させるのは至難の業。
私は、ほんの数個で諦めました。。。。

今現在は、背景の白いビーズを刺しているのですが。。。
刺しても刺しても、終らない(涙)
最近は外出も多くて、なかなかじっくり取り組めないでいます。
シンガポール滞在中に仕上げるつもりだったのですが、
とてもとても終りそうにありません。
(まりママさん!出来上がったら送りますので、その後宜しくお願い致します。。。)

シンガポールに来てから知った「プラナカンの文化」。
最初にカトンにある「ルマ・ベベ」というお店で
アンティークのビーズバッグを見つけて
「これは、売り物ですか?」と聞いたら
「これは、アンティークだから売らないの」と言われて
「綺麗だな・・・素敵だな・・・」と暫く眺めていた記憶があります。
イギリスのアンティークにありそうな素敵なバッグでした。
西洋とアジアが上手くミックスされた世界にすっかり魅了されました!

プラナカンの女性ニョニャは、12歳になると
家の中で過ごすようになり、滅多に外出もしなくなります。
ニョニャは台所に立って、特製デザート作りに腕を振るったりするのですが、
あらゆる雑用は、召使いに任せていたので、
1日の大半は、刺繍やビーズ刺繍、
飾り物の製作などをして過ごしたと言われています。。
興味深いのは、
プラナカンの男性ババも、ビーズ刺繍をした、という事です。
実は、今習っているのは先生は男性です。
おばあ様がプラナカンなのだそうです。
教える傍ら、オーダーされたサンダルを製作していました。
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このスリッパの写真は、暫くプラナカンミュージアムに展示されていたのだそうです。
「famous slippers!」と言ったら、笑われてしまいました(笑)
背景の模様も細かくて、繊細な作品です。

私の作品はというと、初心者向けで、図案もシンプル。
なのに半年以上かかって、まだ仕上がりません。
刺繍が終ったら、サンダルに仕立ててもらって、
先生と一緒に写真を撮り、このブログに載せる・・・
というのが夢だったのですが
残念ながら、叶いそうにありません(涙)


参考までに・・・

ビーズ刺繍を教えてくれるところは、主に3箇所あるかと思います。
レイモンド先生のお店。「Kim Choo Kuch chang」
その並びにある「ルマ・ベベ」
そして、ブギスのモスク近くにあるプラナカンショップ。
(このお店は、1対1で教えてくれます)

料金は図案によっても違ってくるのですが、
だいたい250㌦~。
サンダルに仕立てるのに、200㌦位掛かるようです。
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by mapleleaf1217 | 2009-02-24 05:35 | スーベニール

アマさんの洗面器

シンガポール国立博物館の歴史ギャラリーは
ラッフルズの紹介をするあたりで、
「イベントパス」と「パーソナルパス」に観覧コースが分かれています。

「イベントパス」は、シンガポールを語る上で欠かせない人物
出来事を紹介しながら、歴史の流れを追うルート。
「パーソナルパス」は、イベントパスには登場しないけれども
その陰日なたで存在、活躍した人々に光を当てることによって
歴史上の出来事が浮かび上がり、より深い理解をしてもらえるように
考えられたルート。
ギャラリーの途中3箇所にある、レストエリアに於いて、
互いのルートを行き来できるようにもなっています。。

日本語ガイドに参加すると、「イベントパス」を中心に
1時間でコンパクトにシンガポールの歴史を垣間見ることが出来ます。。
お時間がある場合は、音声ガイドを持って
「パーソナルパス」を回っていただくと
より深く、シンガポールの歴史に触れる事が出来るかと思います。

「パーソナルパス」の中で、私が最初に興味深い思ったコーナーは
「アマさんを紹介したお部屋」「ミッションスクールを紹介したお部屋」でした。

今現在でもシンガポールでお手伝いさんのことを
「アマ」と呼んだりするのですが、本来の「アマ」とは意味合いが違っています。
今現在、シンガポールで働いているフィリピン人の女性たちなどは
「メイドさん」と呼んだほうが良いかもしれません。

「アマ」というのは、ポルトガル語で「乳母」を意味していて
シンガポールは一時期、ポルトガルの支配下にあったので、
その名残りだと考えられています。
彼女たちは、「アマ」の仕事に誇りを持っていて、一つの家庭に
一生独身を貫いて従事した人もいたのだそうです。
彼女たちは、「アマ」として働き、一生独身を貫く事を決意表明するために
「ソーヘイ」という儀式を行って、髪を結い上げ
独特な引っ付め髪にしました。
その際には、両親、先輩のアマたちを招いてささやかな祝杯を
あげたようです。
彼女たちにとって「ソーヘイ」の儀式は
「結婚式」と同じ意味合いを持っていたのです。
そして、白いブラウス、黒のズボンスタイルという
一見してすぐに分かるような地味な服装で過ごします。。
何かに一生従事して過ごす、という意味合いにおいて
最低限の物しか持たない、という彼女たちの生活ぶりは
尼僧とほとんどかわらないかと思います。

アマさんのの持ち物を展示してあるのですが、
洗面器と陶製枕、身だしなみを整える為の
本当に少しのものしかありません。
また、音声ガイドを聞くと、「アマ」同士の間では
姉妹の契りを結んで、お互いを慈しみあった様子を伺うことが出来ます。

ところで、このコーナーに展示してある洗面器が
ホーロー製でおしどりの絵がついていて、ちょっと可愛らしいのです。
これを街中で見かけた時には、飛びついてしまいました。
以前は、街中の食器を売っているお店でよく見かけたらしい
ホーローのお皿も、現在では無地のタイプが主流なのですが、
時々花柄のものを見つけたりします。
だいたい、1㌦ちょっと位の値段です。
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奥にあるのが
「アマさん」の洗面器

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こちらは、プラナカンの洗面器。
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先日、骨董市のような所で見つけました。
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エナメル彩色が本当に美しく、状態もよかったです。
お店の女性と値段交渉を頑張りました!
そして、
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これは、プラナカンハウスなどでも
よく見かける洗面台。
100年ほど前のものだそうです。
ずっと探していたのですが、
ある方が、見かけたわよ!と
教えてくださって
手に入れる事ができました。

アンティークや先ほどのホーローなどは
好きな人にとってもは価値があるのですが、
そうでない人が見れば、ただの古くて汚いものでしかありません。

先日見積もりに来た引越し業者さんには
保険をかける場合は「アンティーク」と書かないでください、と言われました。
保険がきかなくなるのだそうです。
シンガポールに持ってきた
祖母の形見の鏡台や、中国のアンティークの棚
この洗面台には、100万の保険をかけたい位なのですが、
アンティークというのは、価値があってないようなものなのだな。。。と
つくづく感じてしまいました。
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by mapleleaf1217 | 2009-02-18 04:25 | スーベニール

食器

食器、陶磁器のアウトレットに行ってきました。

まず始めに行ったのは「Java factory outlet」。
マクリッチ貯水池に程近い場所にある倉庫のような場所に、
主にインドネシア製の食器が沢山置いてありました。
お値段はついている価格の半額。
10個5㌦、といったものもあって、とても安いです。
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IKEA の食器は北欧の雰囲気ですが、
こちらはアジアン。
デザインはヨーロッパを真似たアジア風といった感じです。
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男の子と女の子のトントが並んだお皿。
北欧のクリスマスという雰囲気だな・・と思ったら、裏にsweeden の文字が!
輸出しているのでしょうか。。。
スープ皿は、1枚90㌣でした!

さて、次は「陶光」に移動。
タクシーはon call しないと来てくれない場所です。
セキュリティーの人がとても親切で助かりました。。。

陶光は、陶芸の体験教室で行ったことがあるし、
幼稚園のママたちとお土産を探しに来たこともあって、今回で3回目。
陶磁器の種類がとても豊富です。
日本人の間では、象の置物が人気があるようです。
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裏手には池もあってのんびりした場所です。
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プラナカンの食器の数が豊富です。
私も色々なお店でプラナカン・ウェアを見てきましたが、
お値段も、カトンのお店などより安いかと思います。
時々B級品がダンボールの中に積まれていて、それはとてもお得です。
一見しただけでは、分かりません。
その他にも、ホコリを被ったアンティークが無造作に置かれていたり
スナッフ・ボトルなども売られていて、本当にバラエティーに富んでいるので
あっという間に時間が経ってしまいます。。。

スタッフの一人に、ホーロー好きの方がいて
時々インドネシア製のホーロー製品がさりげなく置いてあったりします。
実はかつて、私はここでティフィンを買ったことがあるのですが、
そんなものを買うのは珍しいのか、その人は私の事を覚えていてくれました。
ティフィンは、ミュージアムショップなどで購入出来るのですが
400㌦はくだりません。。
こちらで求めたものは状態はあまりよくなかったのですが、
180㌦というティフィンの値段にしては、破格だったのです。
さらに、ティフィンは、花が2つついたデザインだったのですが、
こういうデザインは、日本製なんだ、と教えてもらいました。。。
(調べたことがないのですが、彼女はそう言っていました。。。)
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あまり荷物は増やさない方が良いのですが・・・
幾つか購入しました。
プラナカン・ウェアは、恐らく日本では手に入り難いと思うので、
シンガポールの思い出です。。。

java factory outlet

陶光

ホーローについての記事はまた明日。
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by mapleleaf1217 | 2009-02-17 19:23 | スーベニール

イッタラの小鳥

私がシンガポールに来た頃は、確かS$1=81円 位だったのですが、
急激な円高で、最近では59円台・・・
この円高はいつまで続くのでしょうか。。。
(日本に帰国する場合、この状態だと換金できません!(涙))

さて、シンガポールで昨年
タングリン・モールのお向かいに「Friven & Co」 という
北欧雑貨を扱うお店が出来ました。
なかなか行く機会もないのですが、
大きく掲げられた「SALE」の文字にひかれて入店(笑)。
1階は欧米の食材が売っていて、カフェも併設されていました。
2階が雑貨屋さんになっています。
イッタラの製品が幾つか置いてあるのですが、
それらは全てnot sale でセールになっているのは
ほんとうに限られた品物だけでした。。。

一つの棚に、イッタラがマリメッコとコラボレーションして作った
「マリボウル」が綺麗に並んでいて
ついつい、手にとってしまいました。
以前から気になっていたので、お値段を見ると
この円高の状況だと、日本で買うよりかなり安い!と思いました。
青色のグラデーションがあって、中間色のものに心惹かれたのですが、
一緒に見ていた娘が
「ママ、赤があるわよ!」と言いました。
ワイン色のような綺麗な赤色で、最初はあまり気にならなかったのですが、
指摘されると、私はもともと赤い色が好きなので、とっても気になってしまいました。
ところが
何故だかこの赤いタイプは青色の3倍のお値段がするのです!
「どうして、こんなに高いの!?」とお店のスタッフに聞くと
ガラスの質が違う・・・というようなことを話していたかと思うのですが、
さんざん他のタイプと比較して、
娘の意見も聞いて、長い間その棚にへばりついていたのですが、
結局赤い色を購入することにしました。。
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飽きてしまった娘は、
イッタラのガラスの鳥を作る職人さんの工程を写したビデオに釘付けでした。
そして、印象に残ったのか、帰宅してから
竹串に粘土の塊を刺して、ガラスを火に翳すような仕種をしているな・・と
思ったら、
小さな小鳥たちが出来上がりました!
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写真に撮って!というので記念撮影(笑)
色粘土を色々混ぜて、かわった色合いになっています。。

最近、紙で洋服や靴、アクセサリーを作るのが流行っていましたが、
暫くは、この鳥が増えそうです。

おまけ
こんな塗り絵も売っています。
日本でいた時に、雑誌で知りました。
塗り絵なのですが、頭と手足は自分で書き足します。
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by mapleleaf1217 | 2009-01-31 00:39 | スーベニール

スワロフスキーのクマ

久しぶりにお出かけ。
ラッフルズ・シティ、高島屋、伊勢丹、ヒルトンホテル・・・と、
これも久しぶりのウィンドウショッピングを楽しんで、
夕方お友達のお家に遊びに行きました。。

旧正月中曇っていた天気も回復して
暑い一日でした。
朝、空を見た娘が
「クマさんが走っている!!」と指しました。。
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クマが右向きに走っているように見えますね。

高島屋の中では、ライオンダンスを見ました。
娘は怖いもの見たさで、私の後ろに隠れて見物(笑)
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縁起物のようで、旧正月中は度々見かけます。
シンバルの音が凄まじいです。
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ガシャンガシャン
音を鳴らしながら
街中を移動しているようです。。


さて、ヒルトンホテルの2階には、MARNI や ミッソーニ、三宅一生
マノロ・ブラニクのなどのブティックが入っています。
冷やかすのには、本当に楽しい場所です。。。

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休憩していたら
近くに来たので思わず
写してしまいました。
シンガポールでよく見かける鳥です。
九官鳥の仲間だそうです。
カラスとかハトよりも
この鳥をよく見かけます。。。
とぼけた可愛い表情です。。

そして・・・
朝見たクマがスワロフスキーに化けました・・・(苦笑)
スワロフスキーのお店を
「綺麗ね・・・」と娘と一緒に覗いていたら
娘が珍しく
「このクマさんが欲しい!!」と主張しました(笑)
簡単に買うお値段でなかったので、一度はお店を出たのですが
どうしても、欲しい・・・というので
出張中のパパに電話。
「あのね、クマさんがお星様を持っていて、キラキラしているのが
欲しいんだけど・・・」と一所懸命伝えていました。
パパは最初「???」だったようですが、
私が説明すると「OK」サインが出ました。。
(娘には甘いな。。。。)
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確かにキラキラしていて綺麗です。
2008年クリスマスの限定デザインのものだそうです。
他に上品な顔をした天使もいて、
私はそちらの方に心惹かれたのですが、
娘はこちらの方が良かったようです。

夕方、お友達のお家に遊びに行って、お夕食をご馳走になりました。
遅くまで、有難うございました。。。
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by mapleleaf1217 | 2009-01-28 11:42 | スーベニール

チャイナ・ドリーム

18世紀頃に、当時の西洋の中国趣味(シノワズリー)に反映して
中国人の画家たちによって、絹などに
西洋人の想像する中国をイメージした
「チャイナ・トレード・ペインティング」(輸出用中国絵画)というものが
描かれるようになります。。。
ここに描かれた世界は
中国と西洋がミックスされた、実在するようで実際には存在しない
幻想的な世界だったようです。

時を経て、
1911年に清朝が崩壊し、中華民国が建国されます。
「チャイナ・トレード・ペインティング」はやがて衰退し、
ある画家は写真へ、またある画家は商業ポスターの作成へ
転向するのですが、
紆余曲折を経て、「チャイナ・トレード・ペインティング」の技術は
ポスターに継承されたと言ってよさそうです。
化粧品、たばこ、薬、、保険、などの商業用のポスターは
企業の名前が入れられて、カレンダーと組み合わされ大量に印刷されました。
中国では、古来から「年画」と呼ばれる庶民の生活を題材にした、
色彩豊かな版画を年始に門や戸に貼る習慣があったので、
それに代わる役割を果したのだそうです。。。

1949年に中華人民共和国が建国され、社会主義になる以前の
30年間に描かれたこの商業ポスターは、
折衷様式の豪華な調度品に囲まれた「モダンガール」を題材に描かれ、
当時とても人気がありました。
古き良き時代の面影を伝えているかと思います。
<以上、「チャイナ・ドリーム 描かれた憧れの中国ー広東・上海 展」図録 参照>
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もう少しのところで、悪趣味になりそうな、この雰囲気に心惹かれます。。

チャイナ・タウンをぶらぶらしていると、
時折、この「モダン・ガール」をデザインした
古い葉書などが店頭に無造作に置かれていたりします。
眺めていると
お店の人が中国語で何か言いながら
店内から沢山のポスターや古いカレンダーを持ってきて見せてくれます。
流石にカレンダーは結構な値段がするのですが、
ポスターだと1枚1㌦です。
葉書も50㌣くらい。

お財布にも優しい値段なので、ついつい1枚2枚・・と購入してしまいます。。。(笑)
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by mapleleaf1217 | 2009-01-20 02:33 | スーベニール
プラナカンの食器は、独特な色合いをしています。

私は、食器類も北欧のシンプルなデザインのものが好きだったので、
実は、最初に見たときには
「ちょっと悪趣味だな・・・」と感じました。。(笑)
ペパーミントグリーンにピンク色、黄色・・・
という組み合わせには驚きました。
けれども、こちらに暮らすうちに
すっかりその毒にやられてしまいました。。。(笑)

プラナカンの食器類は、「プラナカン博物館」で見ることが出来ます。
最盛期のものは、確かに素材も良くて、デザインも上品です。
けれども、ちょっと手が出せないくらいの価格。
あまり出回ってもいなくて、時々アンティークショップで見かける程度です。

よく街中で見かけるのは、「リプロダクト」のもの。
私は陶磁器について、専門的な知識を持ち合わせているわけではないのですが、
そんな素人の私が見ても、陶器自体の質は
極上というわけではないかと思います。
なので、購入する際は、よくよくチェックする必要があります。
日本では考えられませんが、欠けていたり、ひびが入っている商品が
平気で店頭に並べられているので。。。

私が少しずつ集めたものです。
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プラナカンでは青は喪の色。
なので、あまり青系の食器にお目に掛かる事はありませn。
写真のティーポットは珍しい色合いかと思います。
それから、茶色の蓋物。
茶もあまり見かけません。

手つきの蓋物は「カムチェン」というプラナカンではよく使われる器です。
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<写真は、プラナカン博物館の図録より>
中にピクルスなどの食材を入れて保管したり、
小さいものは、化粧道具入れに使われたようです。。
ペパーミントグリーンのものは
「プラナカン博物館」がオープンしたときに吃驚するくらい安いお値段で
売られていました。
小さいタイプは最近購入。
紫色で気に入っています。。

ピンク色のお重も気に入っています。
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たいてい食器には、フェニックスの柄が付いているのですが、
これはお花の模様のみ。牡丹の花でしょうか。
器全体に描かれていますが、騒がしくなく落ち着いた雰囲気です。
なかなか実現は出来ないのですが、
この中に上品にお菓子を入れて
お茶の時間を楽しめたらよいな・・と思っています。

食器というのは、箪笥の肥やしになりがちです。
結局、普段使っているのは
パン屋さんのオマケでもらった「白いお皿」だったりします。
これがなかなか丈夫で、割れたりしないのです・・(笑)

プラナカンの人々の様に、上手に日常に取り入れていきたいものです。
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by mapleleaf1217 | 2009-01-19 07:48 | スーベニール

忘れっぽい天使

クリスマスの準備が始まった街並みを眺めていると
私自身もクリスマス気分が盛り上がっていきます。。

先日、クリスマスの雑貨やプレゼントを
ホテルの大広間で販売する雑貨市
「Xmas Fair」に出かけました。
クリスマスの綺麗な飾りが、所狭しと置かれていて
迷ってしまうほどだったのですが、
フィンランド人の女性が「アアリッカ」の木製オーナメントを販売している
ブースを見つけて釘付けでした。

日本にいるときには、よく銀座の松屋でアアリッカの製品を見かけたのですが
容易に手を出せるお値段ではなかったので
諦めていました。
このFairでは、かなり良心的なお値段だったので
あれこれ眺めてしまいました。
そして、目に留まったのは、こちら
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クレーの「忘れっぽい天使」にそっくり!!
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晩年、クレーは病に犯され
体が不自由になったので
鉛筆画で
沢山の天使を描くようになります。
「おませな天使」
「泣いている天使」など
沢山の天使がいるのですが、
一番の人気者は
この「忘れっぽい天使」

谷川俊太郎さんが、「クレーの天使」という
詩画集の中で「忘れっぽい天使」の詩をのせています。

くりかえすこと
くりかえしくりかえすこと
そこにあらわれてくるものにささえられ
きえさっていくものにいらだって
いきてきた

わすれっぽいてんしがともだち
かれはほほえみながらうらぎり

すぐそよかぜにまぎれてしまううたで
なぐさめる

ああ そうだったのかと
すべてがふにおちて
しんでゆくことができるだろうか

さわやかなあきらめのうちに
あるはれたあさ
ありたちはきぜわしくゆきさし
かなたのうみでいるかどもははねまわる


好きな詩です。
「ああ そうだったのか・・・」と
死んでゆけたら幸せだろうな・・・と思います。

天使と一緒に
木の数珠球を繋いだシンプルなリースが気に入って購入。
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アアリッカの
トゥトゥ(赤い帽子を被った妖精)
シリーズは、
毎年1つずつ
買い揃えていきたいと
思っています。
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by mapleleaf1217 | 2008-11-12 15:40 | スーベニール

のど飴

最近、シンガポールはHaze(ヘイズ)でしばしば曇っています。
今朝の空
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シンガポールではこの時期になると、毎年恒例のように空気が汚染されます。
Hazeとは、インドネシアの農民が焼畑農業のために、森を焼き払い、
その煙が風に乗ってシンガポールやマレーシアに流れてきて
引き起こされる空気汚染なのだそうです。

・・・そのせいなのか、単に風邪を引いたのか
この数日、咳に苦しんでいました。
先日、ある方が良いのど飴がありますよ、と教えてくださったので試してみたら
味も良かったし、何となく効く感じがしました。。
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「NIN JIOM」(念慈奄(草冠がつきます)
香港、シンガポール、マレーシアで販売されているのど飴のようです。
シロップもあって、お湯で溶かして飲むのですが
微かな清涼感があって、喉に気持ちがよいです。
日本で言ったら、「マツモトキヨシ」のような
どこにでもある薬屋さんの
レジ脇に置いてあって、値段も缶入りで300円ちょっと。
シロップタイプも400円しませんでした。
味は、ハーブキャンディーの味です。
オレンジのパッケージのものはレモン味と書いてあって、娘も大好きでした。
これだけ普及しているのなら、逆に害はないだろうと思われるお薬です。

私は年々咳に苦しめられています。。
風邪を引くと、頑固な咳が続いて夜が眠れず・・・
若い頃はそんなことはなかったのですが、
年をとると、色々体も故障してくるのかもしれません。。
咳に効く薬というのは、正直ないかと思います。。
咳止めもあまり効果を感じないので、甘い飴やシロップを舐めて
やり過ごすしかないのかもしれません。。

「のど飴」という言葉を聞くと
安藤美保さんの短歌を思い出します。。
安藤さんは、誠実に、学問一筋で過ごされていたある日、
その学問の研究の為に訪れた比叡山で不慮の事故にあい、
たった24歳でお亡くなりになりました。。
歌集は、没後ご両親が編纂なさったのですが、
その「水の粒子」は、
まだ熟していない果実のような爽やかさが残る歌集です。

「のど飴」という項には
褪せてゆく空を見ており透明なのど飴口にころがしながら

夜のどこに吊るされるならん他人よりも白くたわめる私の手首

思いきり君を泣かせることやすしハチドリの赤い胸のふくらみ


のど飴というのは、半分お薬で半分お菓子。
これなら学校に持っていっても構わなくて、
お菓子感覚で舐めていました。。。。

その他の歌も幾つか・・・
誰からも拒まれている感じする暗き書庫より戻りし我は

悔いありて歩む朝(あした)をまがなしく蜘蛛はさかさに空をみており

ずいずいと悲しみ来れば一匹のとんぼのように本屋に入る

緻密に緻密かさねて論はつくられぬ崩されたくなく眼をつむりおり

寒天質にとじこめられた吾を包み駅ビル四階喫茶室光る

君の眼に見られいるとき私はこまかき水の粒子に還る


安藤さんの短歌を読むと
若い頃に漠然と抱いていた哀しみのようなもの、
人との関わり方で悩んだこと、将来の希望と不安など
思い出されます。。
今なら、悩んでる暇があったら、何かしたら?と言うのかもしれませんが
当時は時間もあったから、一日ぼんやりと過ごしていたりしました。
この歌集は私にとってとても大切なのですが、
その証拠に、娘のいたずら書きが書き込まれています。。
いつも側に置いてあったのだと思います。。。
ページをめくると、様々なことが思い出される歌集です。。
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by mapleleaf1217 | 2008-10-19 08:54 | スーベニール