シンガポール生活あれこれ


by mapleleaf1217
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カテゴリ:美術館・博物館( 54 )

シンガポール国立博物館で開催中の
ラクロア展を観にいきました。
(3月20日~6月7日まで)
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Christian Lacroi は、1951年南フランスのアルルで生まれました。
スペインに程近かったので
幼い頃から、スペインの文化に触れる機会も多かったようです。
今回の展示では、彼が手がけた
絢爛豪華な舞台衣装とデザイン画を観ることができます。
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とても斬新なものから、古典的なものまでありました。
ラクロアは、舞台装飾も手がけたようです。
バロック!といった感じでしょうか。。。
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舞台衣装が作られる工程を移したビデオが流れていて
とても興味深かったです。。。

彼は、裕福な家庭で育ち、オペラなどは日常で耳にしていたようで
舞台に対する思い入れも深かったのかもしれません。
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デザイン画が素敵です。
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そして
博物館独特の子供コーナーが
いつもながら充実していました。
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展示には必ず子供向けのコーナーがあって
クラフトが出来るようになっています。
今回は着せ替え人形。
洋服の型を取って、端切れや塗り絵をして
自分で洋服をデザイン出来るようになっていました。
大人でも楽しめます。
そして、会場で子供向けに配っていたパンフレットは
ラクロアの生い立ちや、オペラの説明など
とても判り易く書かれていました。。。

親子で楽しめる展覧会です。
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by mapleleaf1217 | 2009-03-27 06:04 | 美術館・博物館
3度目の正直で、カトン・アンティークハウスに
予約する事ができました。
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お店に入ると、正面に祭壇。
(プラナカン・ハウスのスタイルです)
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この祭壇は、中国、マレー、西洋のスタイルを
上手に取り入れていて、
プラナカンの文化を象徴しています。
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お店には、木枠に入ったビーズ刺繍なども
展示してありました。
入り口入ってすぐの部分は、お店になっていて、
アンティークの食器などを販売しています。
そして、お店の奥に
プラナカン協会の重鎮でもある
ピーター・ウィー氏のコレクションを展示してあるお部屋があります。
予約を入れると45分間、
ピーター氏の説明を聞きながら、彼のコレクションを拝見でき、
ガイドが終ると、お茶をふるまってくださるのです。。。
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1階と2階があるのですが、1階部分は撮影可です。
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ホーローのポット。
可愛い!!
中庭を通って、奥にお台所があります。
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私が、ティフィンが好きだと言うと
「台所には、50個のコレクションが並んでいますよ」と教えてくださいました。
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素晴らしい!
喉から半分手が出ていました(笑)
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青い花を乾燥させていました。
ケーキの色付けに使うのだそうです。。。

そして、2階。
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壁には美しいビーズ刺繍の飾りが。。。
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2階には、アンティークのニョニャ・ウェア。
(リプロダクトのものとは、全く違った上品な雰囲気でした。。。)
ビーズサンダルのコレクションなどが
所狭しと並べられていました。
祭壇もあって、三国志の登場人物の絵が掲げられていました。
福禄寿もお祭りします。
幸福と長寿を願う為です。
中国では「5」という数字を好んで
お供え物のお蜜柑などは、5段に詰まれていました。
プランカンが好む色は「赤、黄色、青、オレンジ、黒(濃紺)」などで
その色を使った、アンティークのサロンも拝見しました。
古い時代の物は、木綿製なのだそうです。
布の半分、模様が違っていて、
昼用、夜用で使い分けたのだそうです。。。。

バティックを見ると、
文化の深さを感じます。
基本は中国なのですが、マレーやインドネシア、西洋を
上手に取り入れたのだな、と思いました。

ご一緒した方が
「プラナカン・ハウスの2階には、覗き穴があると聞いたのですが。。」と
質問なさったのですが、
ピーター氏は
「ありますよ」と言って、
部屋の奥を案内してくださいました。
見ると、床に5㌢角の小さな穴があいていました!
今まで伺った家は、たいてい改装時に
その穴をふさいでしまっていて、
幻の穴(笑)だったのです。
今回初めて見ることができました。
外に出られないニョニャたちは、退屈しのぎに
この穴から来訪者を垣間見て、
気に食わない相手だと、その穴から汚物を投げ捨てた。。。という話を
聞いたことがあるのですが、
何か投げ捨てるにはちょっと小さいかな。。。と思います。
本当のところは、どうだったのでしょうか。。。。

一通り説明が終わると1階に戻って
お茶とお菓子をいただきました。。。

プラナカン文化を垣間見ることが出来る場所かと思います。

さて、アンティーク・ハウスのお隣に
プラナカン料理を食べさせてくれるレストランがあります。
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私は行った事がないのですが、
とても美味しいという噂です。。。

katong Antique House

208 East Coast Road

Tel:6345-8544
予約するとピーター・ウィー氏のコレクションが見られます。
3,4人~ で一人15㌦です(お茶付き)

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by mapleleaf1217 | 2009-03-11 00:24 | 美術館・博物館
日曜日。
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絵画教室のある、アジア文明博物館の近くで
青い可愛らしいお花を見つけました。。。
このワンピースは、主人から娘へのプレゼント。

そして、絵画教室の後にプラナカンミュージアムに行って来ました。
21日、22日とオープンハウスをしていて入場無料。
5歳から10歳までの子供の為のワークショップがありますよ、と
お知らせをいただいたのです。

やはりとても混んでいたのですが、ワークショップは 
充実した内容でした。

クレイのコーナー。
特別展示「青州仏像の宝展」に因んで、
蓮の花を模った蝋燭とクレイペインティング。
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楽しそう♪

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次にステンシル。
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仏様のお顔を
仕上げます。。

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トントンと
筆で叩いて
色をのせていきます。

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シートをはずして
出来上がり!

そして、木版画。
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板の上に墨を塗って、
上に紙をそっと置きます。
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上から擦って・・・
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そっと外すと、仏像の姿が!
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機械を使って、摺ることも出来ました。
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ハンドルを回して
ローラーを動かします。。
重たかったようです。

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出来上がりはこんな感じ!
とても楽しいひと時でした。
シンガポールに来てから、色々な経験ができたかと思います。
娘の記憶の片隅に残っていたら良いな・・と思っています。
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ミュージアム入り口には、猫がいます(笑)

さて、特別展の「青州仏像の宝」は、事前に簡単な情報をいただきました。
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1996年に、山東省青州にある龍興寺址から400点あまりの仏像が
出土しました。
破損した仏像が整然と並べられ、埋められた状態だったことから、
恐らく、破損した仏像を法要したのではないか、と考えられています。
今回はその400点のうち、状態の良い35点が展示されています。
ほとんどの仏像が魏晋南北朝のもので、
奈良の法隆寺にある、百済観音を彷彿とさせる面影があり、
作りはシンプルなのですが、
優しい上品なお顔の仏様が並んでいらっしゃいました。。。
私は特に仏像好き、という訳ではないのですが、
暫く眺めていたくなる静かで優しい世界でありました。。。

久しぶりに心が和む展覧会です。
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by mapleleaf1217 | 2009-02-23 20:59 | 美術館・博物館
シンガポール美術館で今週末まで開催中の
シンガポールの水彩画アーティスト、Ong Kim Seng (1945~)の
展覧会には、「HeartLands」というタイトルがつけられています。
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「HeartLands」とは、
多くのシンガポーリアンが住んでいる、マーケットや商店に取り囲まれた
HDBの建つシンガポール中流地帯の中心核を指しているのですが、
オン・キム・セン自身、30年以上HDB(公団住宅)にアトリエを構えて
創作活動を続けています。
そんなアーティストにとって身近な、心安らぐ場所が
今回の展覧会のテーマになっているのです。

イギリス人の水彩画家、リチャード・ウォーカーが
1930年代にシンガポールに水彩画の技術を伝えたと言われています。
リチャード・ウォーカーに水彩画の手ほどきを受けた
Lim Cheng Hoe や Chen Wen Hsi などは
シンガポールのパイオニア的なアーティストと言われています。
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Lim Cheng Hoeの作品。
リム・チェン・ホーは、
生涯、日曜画家でした。

Chen Wen Hsi の絵は身近に見ることが出来ます。
S$50 の後ろ側に描かれた「Gibbons」。
手長猿の絵は、彼の作品であります。
Chen Wen Hsi は実際にこの猿を飼っていたようです。。
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こちらは、
お札の図柄と違いますが、
Chen Wen Hsi の猿シリーズです。

猿の絵の奥に描かれた絵は、
Cheong Soo Pieng の「Dry The Salted Fish」。
cheong Soo Pieng もシンガポール近代アートのパイオニアの一人です。

さて、今現在のシンガポール美術館の外観は
ちょっとHDBチックに装飾(?)されています。
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1本竿に洗濯物を吊るした光景は
シンガポールの風物詩と
いえるかと思います。。
洋服は、オン氏所有物とか。。。
先日雨でびしょびしょに濡れていました。。。。
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彼の作品にも登場します。。

今回の展覧会では、オン・キム・センの初期の作品から
最近の作品まで、35点が展示してありました。
初期の作品は、彼が幼い頃から大人になるまで住んでいた
「Attap」住宅(シュロ葺き屋根の粗末な家)をモデルに描かれた小品が多いです。
およそ3時間ほどで仕上げるのだそうです。
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一方
最近の作品は、近代的な建物をモデルにした大型の作品が多いのですが、
それでも5時間位で仕上げてしまうのだそうです。。。
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ただの風景画でないところが、彼の作品の面白いところです。
この建物は、オン氏が「Heart lands」と呼んでいる、
現在のMRTレッド・ヒル周辺のもので、
良く見ると、建物の壁に淡いグレーで、昔の様子が描かれているのです!!
その昔、この辺りで大火事があり、沢山の「Attap」住宅が焼け
多くの市民が焼け出されたのだそうです。
そんな災害もあって、シンガポールのHDB建設には、拍車がかかったのだとか。。
淡いグレーで、その火事の記憶が描かれているのだそうです。

オン氏は、展覧会の間、度々美術館を訪れていました。。
チェックのシャツがトレードマーク!?(いつもチェックでした。。)
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ある土曜日の午後。。。

自ら作品解説をしていました。。

大勢のシンガポーリアンで賑わっていて
オン氏の人気ぶりが伺えました。
ローカルの新聞でも展覧会の様子が大きく取り上げられていました。。。
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オン氏は、独学で絵の技術を学びました。
家が貧しかったので、お金のかかる美術学校に通えなかったのだそうです。
けれども、なんとしても絵筆で生計を立てたいと頑張って、
現在に至ったのだとか。
初期の頃には、油絵も描いていたようなのですが、
ある時、バスに乗っていたら、隣に座った女性の洋服を
油絵の具で汚してしまって、こっぴどく怒られた経験から、
乾きの良い水彩画しか描かないと決めたのだ、、という
本当か嘘かわからないようなエピソードを披露していました。。。(笑)
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気軽に写真撮影に
応じてくださいました。

そして、「1枚15㌦はするかな。。。」という冗談を言いながら
名刺をくださいました。。。
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展示会場には、柔らかな光が溢れていたかと思います。
ご苦労なさったのだろうけれども、今現在は、
自分の描きたい物と、人々が求めているものが
上手く噛み合った、幸せなアーティストなのではないかと思います。。
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by mapleleaf1217 | 2008-12-04 10:14 | 美術館・博物館
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文化庁主催の
「文化庁メディア芸術祭
  シンガポール展2008」が
シンガポール美術館の8Qで始まります。

今日明日は、サンテックシティでも日本のアニメーションの展覧会があって
日本のアニメ文化が華々しく紹介されています!!
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8Qは、美術館の別館として最近オープンしました。
館長さんは、日系の方です。
昨夜は、オープニングパーティーがあって、娘と参加しました。。。
ドレスコードは「ジャパン・クール」。
娘は久しぶりに浴衣を着ました。。
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太鼓の演奏があったり・・・

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ビュッフェ式のお料理もでました。。

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展覧会は、デジタルアートが多かったです。。
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鈴木太朗氏。
日本ではメディアアーティストとして
広くご活躍なさっていらっしゃるのに
気さくで、穏やかで、
感じの良い方でした。

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Tracks Of Blue
 
「メディアアート」って何だろう・・・・という疑問があって
調べてみたのですが、よく解らずじまい。。。
ビエンナーレに展示されたグーグルアースの大きな地図を展示した
タイの作家は、タイでは「メディアアーティスト」と呼べる唯一の作家と
紹介されています。
鈴木氏は、自分が「メディアアーティスト」と紹介される事に
戸惑いを感じているのだそうです。
というのも、最近のメディアアートには情報などを
リアルタイムでインターネットなどから取り入れて、
作品として展示しているものもあるそうで。。。
自分の作品には、自分の個性が表わされていると思うのですが・・・
というような事を、とても控えめにおっしゃっていました。
(メディアアートとは、もともとは芸術に技術的な発明を
プラスして産み出されたアートと、今は理解しているのですが、
鈴木氏の作品は、その概念に当てはまるかとは思います。
しかしながら、今現在ではその概念が広がりつつあるようです。)
この作品は、小さな箱の中に方位磁石のような針が設置されていて
それが動くたびに、上に被せたブルーのオーガンジーのような布が
ふわりと持ち上がるのです。
写真には撮りにくいのですが、とても綺麗な作品でした。
娘も暫く眺めていたほどです。。
その他にも・・・
鳥獣戯画や浮世絵、からくり人形など
日本の古典的なメディアアート(?)の走りと思われる
伝統的な作品が展示してあり、
例えば漫画の展示やら、
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「のだめカンタービレ」
私は漫画には詳しくないのですが、
これは最近観ています!
面白いです。。。

wii や DS などのゲーム。
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娘は張り切ってやっていました。。。

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ISSEI MIYAKE の
文字からイメージさせたアニメーション。

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昨夜は駆け足だったので、今度じっくり見てみたいと思います。。
土日、11時と14時に日本語のボランティアガイドがあります。。

さて、昨日どうして娘が私と一緒に美術館に出かけたかというと・・・
今回の展示にあわせて、
昨晩と今日の晩、シンガポール美術館がこんな風に
ライトアップされるからです。。。
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こんな感じにペネロペが現れました!!
娘は「ペネロペ」大好きです。
なので、今日はぬいぐるみも持参して張り切って撮影しました♪
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ガンダムやお侍さんも登場しました!!
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この機械で放映していたようです。
数秒ごとに絵が変わります。
通りすがりのシンガポーリアンたちも
興味深そうに観ていました。。
浴衣姿の娘は、
人気者でした♪(笑)
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by mapleleaf1217 | 2008-11-22 16:29 | 美術館・博物館

Baba House

157 Neil Road にある Baba House。
ババとは、プラナカンの男性のことを指します。
女性はノニャ。
1928年に建てられたこちらの家は、Tun Tan Cheng Lock の娘
Agnes Tanによって寄贈され、現在はシンガポール大学美術館が管轄する
シンガポールで唯一のヘリテージハウスなのだそうです。。
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暫く改装していたのですが、
今年の9月に
再オープンしました。

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中は撮影禁止。
中を見るためには、予約する必要があります。
1時間のガイドツアーが付きます。。

写真がないので、説明しにくいのですが、
以前伺った、プラナカンハウスよりも古い状態で保管されていました。
居間の部分も吹き抜け状態でしたし、2階の床には覗き穴も残っていました。
外に出られないノニャたちが、来客が来たときに確認したと言われる穴です。。
2階には婚礼用のベッドも置いてありました。
細かい刺繍、ビーズ刺繍の施された布が掛かっていて
天蓋からは、豪華な飾りもぶら下がっていました。
中国なら赤金とするところを、プラナカンの人たちは
目の覚めるようなブルーを指し色で持ってきます。
そこら辺が、彼ら独特の文化の表れなのかもしれません。。

3階部分には、ちょっと驚きました。。
なんと、コンテンポラリーアートの展示室になっているのです!!
ちょっと不釣合いな雰囲気だったかと思います。。
(学芸員さんが、吃驚しないでね・・と前置きしていたくらいなので・・・)

改装前は幽霊屋敷と言われていたようなのですが、
すっかり綺麗に生まれ変わりました。。

入館料10㌦。
1時間のガイドツアーがつきます。
(日本語ガイドもあります。詳細は直接お尋ねください)
babahouse@nus.edu.sg

この辺りは、綺麗なショップハウスが並んでいるので
散策するのが楽しいです。
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Baba House
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by mapleleaf1217 | 2008-10-23 23:03 | 美術館・博物館
シンガポール美術館の2階部分にレトロな写真と共に
直筆の手紙などが展示されている小さなコーナーがあります。
写真の女性がとても美しいので眼を惹くのですが
彼女の名前はgeorgette chen(ジョジェット・チェン)。
シンガポールで唯一女性のパイオニア・アーティストといわれている人です。
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娘がいつもの子供コーナーで遊んでいる間
そこに置いてあったアルバムを開くとジョジェッタ・チェンのことが
記されていました。
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外はスコールで、雨宿り中。。
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georgette chen (ジョジェット・チェン) / 1906~1993 / 中国生まれ。
裕福な家庭に生まれて、上海でロシア人から芸術教育を受ける。
1926年からニューヨーク、パリで絵画を学び、展覧会を開く。
1930年に外交官であったユージンチェンと結婚し中国に戻るが、
第二次大戦中、夫は死亡。
1950年~53年、マレーシアペナンの高校で教鞭をとる。
1954年にシンガポールへ。
上海語、仏語、英語、北京語、マレー語、アモイ語などができたので
通訳の仕事もしながら、27年間NAFA(シンガポールの芸術大学)で教える。

所謂、才色兼備だったのですね。。。
実は、彼女の作品をじっくりと見たことがありません。
かつて、ジュロンにある絵画保管庫のような所で
ちらりと見たことはありました。
初期の作品は、バルビゾン派の影響があると言われていて
後期の作品はフォービズムの特にモーリス・ヴラマンクとの共通点を
示唆されます。
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by mapleleaf1217 | 2008-10-21 01:22 | 美術館・博物館
白い松。
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史金松(松はさんずい松)(シー・ジンソン) / 1969 / 湖北省陰県生まれ

各種の乾燥した木材を組み合わせて一本の松の木を形作っています。
アーティストは、作品を通して
「実像は必ずしも目に見える姿形の通りではない」という仏教思想の道理を
明らかにしようとしているようです。
ボルトが打ち付けられて、一見痛々しげに見えるのですが、
全体で見ると、とても美しい作品になっています。
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初日にアーティストが来たのですが、
この場所にこの作品が展示されたことを、とても満足している様子でした。
作品とそれを展示する場所とのコラボレーションが楽しめるのは、
コンテンポラリーアートの醍醐味なのかもしれません。
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質問にも、言葉少なめ。ただ作品を眺めていて
その満足ぶり(?)が伺えました(笑)
(シャイなだけかもしれませんが・・・・)

白い色と銀色に光るボルトは、包帯と傷を連想させます。
かつて見たハンス・ベルメールやゴットフリート・ヘルンヴァインの作品を
彷彿とさせるのですが、
アーティストも言っているのですが、展示された場所の
窓からさす光の美しさもあってか、残酷さは微塵も感じさせず、
静かで穏やかな作品となっています。
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by mapleleaf1217 | 2008-10-08 06:51 | 美術館・博物館
ビエンナーレと関連して(させて)、現在シンガポール美術館では
「中国コンテンポラリーアート」展を開催中です。

館長自らが選んだ、新進気鋭のアーティスト21名26作品を展示しています。
ここ1,2年に制作された作品がほとんどで、まさに出来たてほやほや。

中で私が印象的だった作品を紹介したいと思います。
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陳可(チェン・カ)
1978
四川省通江生まれ
観覧車
陳可 。まだ若い女性のアーティスト。
子供時代の夢やイメージを作品に表しています。彼女自身、自分の子供時代には
良い思い出しか残っていない・・と言っています。
玩具や家具といった中古品に絵を描くというインスタレーションも行っています。
作品は「観覧車」というタイトルですが、
観覧車はイメージで、ほとんど描かれていません。
けれども、観覧車の姿が浮かんできます。
この画面に観覧車をしっかり描かなかった事が
かえって、それぞれが持つ観覧車のイメージを膨らませて
よりリアルに表現することが出来たのではないかと思っています。
記憶の断片のように散らばった色彩も美しいです。

彼女は、中国の女性アーティストの中で若手ナンバーワンなのだそうです。
日本に紹介されたら、きっと人気が出るだろうな・・と思います。
他にも、子供の泣き顔を描いた作品があるのですが、
彼女にそっくり。
凄い顔なのに憎めなくて、クスリと笑ってしまいます。

ホームページを持っています。
他の作品も見られるので是非飛んでみてください。
陈可官方网站
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by mapleleaf1217 | 2008-10-07 06:14 | 美術館・博物館

絵を見るという事。

若い頃は、訳も分からずに美術館通いをしていたのですが、
そんな時に、「自分は絵を見て感動することが出来ない・・」と感じていました。
感動するって、なんだろう。
だから、展覧会に行くと兎に角じっくりと2回観るようにしました。
すると、中でとても印象に残る作品が2つ3つあることに気がつきました。
そんな時に、大学の文学の講義で
「感動するっていうけれど、そんなものではない!感動させる努力をしなさい!」
と言われて、はっとしました。
「例えば、美術館に行ったら、同じ作品の前に朝から晩までいてみなさい」

「感動させる努力」という言葉は、今も強烈に心に残っています。
そしてその言葉は、「自分は感受性のない、駄目な人間なんだ・・」と
思っていた気持ちを楽にしてくれました。

他の人よりも、もしかしたら少しだけ多く
美術館に通っていたかもしれません。
けれども、残念ながら「物を見る目」は養えず、いまだに盲目状態ではあります。
ただ、その作品と自分との相性が、良いか悪いかについてだけは、
勘のようなものが働くようにはなりました。

いつか娘と
朝から晩まで同じ作品の前にいる・・・という経験が出来たら、と
思っています。
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写真は、シンガポール美術館。通称SAM。
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by mapleleaf1217 | 2008-10-06 06:10 | 美術館・博物館