シンガポール生活あれこれ


by mapleleaf1217
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手紙の痛み

今日ポストに届いた手紙。
日本でお世話になった方からのお便りで、
封筒の角が少し折れていて、その痛みが
手紙の温かみを感じさせました。

薄葉の便箋何枚かに、心のこもった文章がしたためられていました。
ふんわりと、気持ちが柔らかくなるようでした。

年を経てくると、そうそうお会いしなくても
気持ちが通じる人たちが自然と回りに何人かいて、
そういう人たちに、支えてもらっている場合が多いです。
私など、すぐに挫けてしまって、
後ろ向きで前に進むタイプなので
折にふれて、手紙などで方向転換させてもらっています。
本当に有難いと思います。。。

また、先日届いたお便りは
少しだけお習字を習った方からで、
綺麗な和紙に、さらっと墨絵が描いてあって、
美しい文体が並んでいました。
内容は、お元気ですか?とラッフルズのお茶をお送りしたので
そのお礼がさらりと。
切手の貼り方も素敵です。
こちらも心に残るお便りでした。

手紙というのは、特に重要なことを一生懸命書いたりしなくても、
宛名を書いて、切手を選んで貼り、ポストに投函する・・・という
過程を経て、さらには郵便屋さんが配り歩く・・という
手間隙がとても掛かったものなのですよね。
だから温かみが増すのかもしれません。

手紙で思い出したことがあります。
実は学生時代にとても好きな人がいて、
その方に手紙を書いたのですが、返事が届いて
あっけなく振られてしまいました。
あまりに悲しくて、当時お知り合いになった方に
(だいぶ年上の男性)
「悲しくて仕方がないのですが、どうしたらよいでしょうか・・」と
相談したところ、
葉山の海の見えるレストランでお目に掛かって、
ご馳走していただきました。
その方は、届いた手紙を見ながら
「だいたい、こんな千代紙みたいな便箋を使っている男なんて
たいした男じゃない。
いい男ってものは、良い紙をこっそりもっていたりするものだよ」
と言われて、どういう訳か、悲しみがすうっと、軽減した記憶があります(笑)

「いい男はいい紙を持っている・・・」
その方は、メソメソしている小娘に手を焼いて、
その場しのぎでおっしゃったのかもしれません。
もう何年も前のことですが、今でもとてもよく覚えている言葉です。
何年経っても私には、とても説得力がある言葉なのです。
e0121993_08495.jpg

写真は、赤みが強いプルメリア。
夕暮れの光が当たっていて、とても綺麗だったのですが
上手にカメラで捉える事が出来ませんでした。。。
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by mapleleaf1217 | 2008-05-24 00:50 | 休題