シンガポール生活あれこれ


by mapleleaf1217
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昆虫の世界 (セントーサ、バタフライ・パーク)

   てふてふが一匹韃靼海峡を渡つて行つた。
     安西 冬衛 「春」 (「戦艦茉莉」より)

セントーサには、バタフライ・パークと昆虫博物館があって、
先日出かけてきました。
実は、私は蝶が苦手です。
小学生の頃、下校途中によくモンシロチョウを捕まえたものですが、
ある時から、羽の模様を気持ち悪く感じるようになりました。
美しいものに何故か怖さを感じてしまうのと
似ているのかもしれません。

本当に何年ぶりかで、蝶を手のひらに乗せました。
そして、いつもは虫を怖がる娘も
始めのうちこそ、おっかなびっくりだったのですが、
博物館で、心から虫を愛している
「虫おじさん」に会って、魔法を掛けられたかのように
沢山の虫を触り、蝶を手に乗せて喜んでいました。。。
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博物館に入ると、まず昆虫の化石の展示と、世界中から集めた
蝶の標本や虫の標本が並んでいます。
暫く歩くと、野外に出られるようになっていて、そこに沢山の蝶と何故だか
綺麗な羽のオウムが放し飼いされていました。
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係りの人に頼むと、腕や肩に乗せてくれます。
確か、バードパークでは有料で写真を撮る事ができるのですが、
ここなら、無料です!

バタフライ・パークも楽しいのですが、
博物館も面白いです。
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のっぽさんに似た
虫おじさんが、親切に
解説してくれます。
日本語も少し話せるし、
優しい英語だったので
よく分かりました!

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蠍に似ていますが、
ザリガニなのだそうです。

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あまり良い写真では
ないのですが。。。
この蝶は、作り物のように
綺麗でした。
雄なのだそうです。
雌は大きくて、茶色なのだそう。

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ナナフシの雄。
雌は、茶色の
あのナナフシ。
緑色が綺麗です。。
娘は最初、おっかなびっくりだったのですが、
このおじさんが、あまりにも虫を愛しむので、
だんだん緊張が解けてきて・・・
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最後は、こんなのまで
触っていました。。。
この蛇は、シンガポールに
良くいるのだそうです。
ボタニック・ガーデンでも見かけるそうです。
毒があるので
噛まれるといけないらしいのですが。。。
「ノーデンジャー」と言っていました・・・

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これは、なんと
世界で一番大きなゴキブリだそうです。。
透明なのが、ちょっと怖い・・・。
枝の上に乗っかると、
茶色く変色していました。
背中に、ニコちゃんマークが!!
これは、可愛い!!
でも、流石に
触れませんでした。。
やはり・・・ゴキブリなので・・

その他にも、アジアで一番大きなカブトムシや
世界で一番大きなカブトムシなども、
頼めば触らせてもらえます。
バタフライ・パークの蝶は、季節によって
入れ替えているのだそうです。
それから、「シジミ蝶」は日本にしかいない蝶々なのだとか。
おじさんは、わざわざ群馬県まで観にいったらしいのですが
あまり見つけられなかった・・・と残念がっていました。

そして再び、バタフライ・パーク。
蝶は、まるで空気の存在を見せてくれているかのように、
ふわふわと舞っていました。。。
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ここまでは、私の写真であります。。。

実は、この日は写真同好会の方たちと行ったので、
素敵な写真を撮っていただきました!!
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この写真の蝶々は、
シシリー・メアリー・バーカーの描く
妖精のようにみえます・・・。
娘の自然な表情を捉えてくださいました。
dourongさん、有り難うございます!!

今日の記事の冒頭に載せた詩は、教科書にも載っている
安西冬衛(あんざい ふゆえ)の詩。
韃靼海峡とは、間宮海峡の事です。
蝶々は、日本から樺太に飛んでいったのか、樺太から日本に飛んできたのか・・・
たった一匹で、寒い海峡を越えていく様子には、童話の世界と寂しさがあります。
蝶々の出てくる詩で、もう一つ有名なのは、中原中也の「一つのメルヘン」。
こちらも、教科書に載っていました。
そして、もう一編、紹介するのは短歌です。
 波斯(ペルシヤ)びとオマール・カイヤムの古ごころ蝶のねむりといづれあはれぞ  坪野 哲久
坪野哲久は、プロレタリア歌人ですが、この歌は思想を超えて美しい旋律になっています。
塚本邦雄が絶賛した歌でもあります。意味が良く分からなくても、
言葉の存在だけで、充分に何か伝わってくるし、心に残ります。

蝶々というのは、神様の領域に住む生き物なのでしょうか・・・。
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by mapleleaf1217 | 2008-02-18 01:38 | 観光